中小企業のオンライン・マーケティング:57回 モバイル制覇がマーケティング勝者になり得るか?成果につながる顧客接点、その瞬間とはー6

こんにちは、中曽根です。

前回までのハイライト)—————————————

それでは続けましょう。

テーマ:ユーザーに役立つサイトになるために
ユーザーの行動を促す”僅かな瞬間/micro-moments”を4つに大別。

1. “それ”を知りたいと思う瞬間
2. “そこ”に行ってみたいと思う瞬間
3. “それ”をやってみたい/使ってみたいと思う瞬間
4. “それ”を買いたいと思う瞬間

では一つづつ、もう少し掘り下げてみましょう。
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今回のテーマ
中小企業のオンライン・マーケティング:
57回 モバイル制覇がマーケティング勝者になり得るか?成果につながる顧客接点、その瞬間とはー6
3. ”それ”をやってみたい/使ってみたいと思う瞬間
ーザーを獲得するためのタイミングその3.

 

例えば、

男性の場合だったら日曜大工の木工加工などの場面で最近では必須の道具となってきたインパクトドライバー(電動ドライバー)、電気ドリルなどをどの様に使ったら失敗しないか、または上手な使い方が分からないような時や、

女性だったら女優やモデルのようなメイク方法、流行のヘアースタイルを簡単にできるヘアケア製品の使用方法を知りたい時などなど、

 

こんな時に、スマホでチェックしたら、分かりやすくその方法を解説してくれる動画があったら、何より先にそれをチェックしたいですよね。

そうです、これが3番目の”やってみたい/使ってみたい”とユーザーが思うタイミングなんです。

 

北米では、このような”ハウツー動画”が調査年では1億時間以上も閲覧されている*1というデータがあります。

また、53%のスマホユーザーが、製品の使い方や、ノウハウなどを教えてくれる動画のあるサイト、アプリを提供する企業に好意的であり、また48%のユーザーは、そのような企業・ブランドから購入するするだろう*2と回答してます。

また、このようにスマホで興味ある動画や広告をチェックすることによって、ブランドとの繋がりを感じるユーザーは、TV視聴者の2倍近くに達している*3とのことです。

モバイル環境のビデオ視聴画面は3-8インチとTV画面に比べたら小さく、ブランド浸透には大きな影響がない、または適していない、という旧来の戦術論者も見受けられます。たしかに芸術的・視覚的に画素数が足りないという意見は正論だと思います。

ただし、上記あるように、ユーザーの”今やってみたい”という瞬間に、動画提供によってそれをほぼ無償でサポート・解決してくれる企業・ブランド・サービスを体感したなら、

そのユーザーにとっては、”個人的なブランドに対する繋がり感・信頼感・親近感”などが、いちどにとは言わないまでも徐々にナーチャリング/育成されてくるのではないでしょうか?

 

上記事例はGoogle社調査なので、否が応でもコンバージョン重視で帰着してますが、AISAS、AISEASなどの購入ファネルの各段階においても確実にユーザーのブランドエンゲージメントを促す戦術の一つと言えるでしょう。

 

 

さらに進めましょう。

 

またまた、当ブログの”中小企業のための”という前提を覆す予算のかかってるネタで恐縮ですが、先進事例ということで容赦を…。

米国ホームデポとうDIY用品企業では、数年前からユーザーがスマホからハウツーを学んでいる、また効果的な動画をyoutubeで探している、ということを確認しました。そこでマーケターは、ハウツー動画をシリーズ化することに戦術を転換したのです。

結果として、今日ではシリーズのトップ10では4,300万ビュー以上も獲得するという大成功を手にしたということです。
実際にチェックアウトしてみてください。

私はその瞬間にありませんが、観るだけでも以外に面白いです。個人的に”塩ビ製のビニールフェンスの建て方”なんかいかにも米国っぽくて面白かったです、とくに穴掘りドリルが面白い!(笑)

The full Home Depot “how-to” collection
https://www.youtube.com/user/homedepot/videos

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次に、世界企業も覗いてみましょう。

ユニリーバー社では、美容メーカーがオンラインではヘアースタイリングのハウツー・コンテンツがまだまだ足りないと認識し、Google社担当と、オンラインマーケットで関連のワードの検索状況、などをチェックした後にオンラインマーケットへ着手しました。

自社のブロガー(大企業ですので多くのブロガーを抱えてるわけですね)向けに、新たにyoutubeチャンネルを

All Things Hair を開設しました。チャンネルでは女優・モデルなどが同社製品を使用して様々な髪質タイプや様々なヘアースタイリング方法をインタラクションしています。

この結果、同社はyoutubeでNo,1ヘアケアブランドとなり、同チャンネルは5,000万ビューを獲得するに至ったそうです。

ここではUSを紹介します。
https://www.youtube.com/user/allthingshairUS

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どうでしょう、みなさんも

ユーザーを獲得するためのタイミングその3.”やってみたい/使ってみたいと思う瞬間”

をご理解いただけたと思います。
どんな企業でも自社のオリジナルブランドやサービスはあるものです。

それを、ただ従来どおりに営業重視で販促するのみといった、マーケティング2.0以前の手法では、
もろもろ立ち行かなくなってきた時代になってきましたよね。

 

そこでこの3つ目のタイミングのように、ユーザーのナーチャリング、エンゲージメントなどを商機ととらえられるか否かが今後のマーケティング成果を左右していくような気がします。

この”タイミング”でマーケティングの検討をオススメします!!

今回もお付き合いいただきありがとうございました。
次回も不定期ですが、またお会いしましょう。

それではまた。

 


(参考引用)
Micro-Moments:Your Guide to Winning the Shift to Mobile/Google
*1 Google Data, 2015, North America. Classification as a “how to” video was based on public data, such as headlines, tags, etc., and may not account for every “how to” instructional video available on YouTube.
*2 Consumers in the Micro-Moment, Wave 3, Google/Ipsos, U.S., August 2015, n=1,291 online smartphone users 18+.
*3 Google/Ipsos Brand Building on Mobile Survey, February 2015.