中小企業のオンライン・マーケティング:61回 モバイル制覇がマーケティング勝者になり得るか?成果につながる顧客接点、モバイルサイトを迅速に改善する3つの方法3-3

 

こんにちは、中曽根です。
昨日までの雨寒かったですね。そろそろ暖かい春が待ち遠しくなってくる頃です。

 

さて、59回より新テーマとなりました。今回はそのまとめとして括ります!
それでは早速内容に入りましょう。

 

前回までのハイライト)—————————————
ユーザーの行動を促す”僅かな瞬間/micro-moments”獲得に向けてモバイルサイトを迅速に改善する3つの方法

 

1.コンバージョンまでの段階を少なくする
2.ユーザーのニーズを予測して準備する
——————————————–
中小企業のオンライン・マーケティング:61回 モバイル制覇がマーケティング勝者になり得るか?成果につながる顧客接点、モバイルサイトを迅速に改善する3つの方法
今回のテーマ:
ユーザーの行動を促す”僅かな瞬間/micro-moments”獲得に向けてサイトを迅速に改善する3つの方法3-3
3.モバイルサイトは瞬時に表示する

 

今回はもう、そのものズバリの分かりやすいテーマになります。

 

もし自社モバイルサイトのロード時間が長くなってしまっているなら、まず最初に熟慮しなくてはいけないのは、内容そのものよりも寧ろインターフェースをもっと短いものへと改善していかなくてはならいというのは世界共通の真実なんです。。

 

そんなに、UIって熟慮しなくてはいけないものでしょうか?

 

そうなんです、、運営者からするとモバイルサイトは画面サイズの制約がるので、どうしても素材をテンコ盛りにしたくなるのは運営者の常なんですが(笑)、、
そこにはもう少し配慮が必要です!という警鐘です。

 

では、その長すぎるかどうかの判断基準はどこにあるのでしょうか??

 

一般的に通販サイトなどのトランザクションを目標とするサイトでは、買い物客は3秒以上のローディングに対しては直ぐに離脱してしまうという統計が出ています。*1

 

例えば、通販サイトならユーザーが購入希望商品をいろいろ比較検討(他サイト含め)した結果、ある特定のジャンル・仕様の物へと興味を抱き、サイトまでたどり着き、さぁ検索しようかとボタンをクリックしても、ローディング時間が3秒以上となってしまい、その結果としてその場で離脱してしまった。

 

などという何とも悲しい結果になってしまっているという状況が多々発生しているようです。

 

実はこのローディングにおいては単純に写真やコンテンツの量があり過ぎてページの物理的容量が多すぎるからなのか、というと強ちそれに限定するのは尚早です。

 

その事情の一例として、昨今バックエンドではクラウドベースでJ.S系の各種ツールが盛んになってきています。

 

広告誘導やリマーケティングに始まり、さらにサーバ側バックエンドではデータベース連携なり○○エンジンなりその他何なりを素早く稼動させている間に、ユーザーの”早くしてよ!”という期待に何とか応えなくてはなりません!!

 

でも技術担当でないからどうしようもない?

 

いいえ大丈夫です!!これさえあれば!!って通販CMの乗りになってしまいますが、、とっておきのサービスを紹介しますね。

 

Google社の無償提供する PageSpeed Insights tool(PSI)というサービスがあります。このサービスを使うとあっという間にサイトのロード時間短縮に向けた修正課題を提示してくれます。

 

この中から自社に相応しい課題とベンチマーク指標を設定して、一つずつクリアしていくことでモバイルサイトの適正化を進めることができます。

 

Google PSIの改善指摘項目/例

    • コンテンツのレンダリング
    • スクロール長
    • 圧縮表示
    • JSS
    • CSS
    • HTML
    • サーバ応答速度
    • リダイレクト
  • コンテンツ表示優先順位など

 

ここで大切なのは、無償提供サービスなのであくまでもセカンドオピニオンとして捕らえ、内容を吟味してどのように自社なりにカスタマイズし登用するかを決定すればよいでしょう。(実際はここの判断には経験知が求められます)
また、サイト作成などの際にはhtmlチェックの第一段階で入れておきたい工程ですね。

 

では、米国スーパー大手Walmartの事例を見てみましょう

 

Walmart社のモバイルサイトは2014年秋の時点でロード時間に何と7.2秒もかかるという事態に直面してました。そこで同社はテクニカル的改善を施すことで1年以内でロード時間を2.9秒まで削減することに成功しました。

 

walmart.com / 中小企業のオンライン・マーケティング:61回 モバイル制覇がマーケティング勝者になり得るか?成果につながる顧客接点、モバイルサイトを迅速に改善する3つの方法3-3

 

同社の行ったテクニカル的改善項目は、Javascriptによるブロック、カスタムフォントによる遅い表示、最適化されていない重いイメージファイルなどスムーズなページ表示を妨げる様々な障壁を取り去ることによって、何と平均4秒以上もロードタイム改善を成し遂げました。

 

この秒単位の改善の結果として、Walmart社モバイルサイトではコンバージョン率2%アップへと繋げることに成功しました。*2
僅か2%と思われるかもしれませんが、売り上げ規模が大きければ、、そうです改善の必要性は十分に頷けますよね。

 

さあ、3回に渡りモバイルサイトの迅速な改善案について考えてきました。

 

61回:瞬時に表示する

 

今日のモバイルユーザーは以前の想定より、より素早くサイトを巡回しているという実態に直面しましたね。

 

では最後にまとめとして重要な確認事項をあげてみます。

この機会に自社サイトについて下記を検証してみませんか?

 

・自社モバイルサイト・アプリでユーザーに期待することはどんなことでしょう?ユーザーのセッション開始からその目的完了までの時間はどの位かかってますか?
 もし2、3分以上を要しているようならば、サイト自体の要改善の黄色信号が灯っています。

 

・自社モバイルサイト・アプリでどの機能がユーザーにとって無条件で明らかに紛れも無く必須だと言い切れますか?
 ユーザーのニーズを事前に予測するには何をどのように認識すればよいかを知ってますか?

 

自社サイトの平均的ロード時間を認識していますか?必要に応じて様々な方法で検証して技術陣と改善を試みてはいかがですか?

 

さて次回以降は、モバイルの総括として、
モバイル戦略の考え方をシリーズで考えてみます。

 

では今回もお付き合いありがとうございました。

またお会いしましょう。

 


(参考引用)
Micro-Moments:Your Guide to Winning the Shift to Mobile/Google
*1 Forrester Consulting on behalf of Akamai Technologies, n=1,048 U.S. online consumers, September 2009
*2 “State of the Union Page Speed & Performance,” Radware, Spring 2015

投稿者: nakasone@gold-planning.co.jp

執筆者:株式会社ゴールドプランニング/中曽根が、中小企業のオンラインマーケティングへの"Hot Insights"を不定期発信してます。

「中小企業のオンライン・マーケティング:61回 モバイル制覇がマーケティング勝者になり得るか?成果につながる顧客接点、モバイルサイトを迅速に改善する3つの方法3-3」への1件のフィードバック

コメントは受け付けていません。