中小企業のオンライン・マーケティング:65回 マーケティング勝者になるためのモバイル戦略4/6

こんにちは中曽根です。

梅雨明け前だというのに連日の猛暑!いかがお過ごしですか?

 

天気予報アプリの日中の晴れマークがいつもは穏やかなオレンジ色なのに、最近では燃えているような真紅/辛苦??になってます()

 

前回までは、マーケティング勝者になるためのモバイル戦略として、3回/全6回でざっくりと掘り下げてきました。

 

今回は第4回目
中小企業のオンラインマーケティング
マーケティング勝者になるためのモバイル戦略4/6
65回チャネル横断の必要性

 

前回までのおさらい

62回.まとめ

63回.デバイス別サイト横断の必要-a

64回.デバイス別サイト横断の必要-b

 

米国では近年、小売店への入店数が減少しているようです。昨年単年でみても7%以上の減少値となっています。

 

しかしながら、同年での小売業者の販売額は増加??しているという逆転現象がみられているようです。これはどうしたことでしょうか?1

その背景を探ってみましょう。。

 

確かに消費者が店舗を訪れる回数は実際減少したのですが、来店時にはお目当ての商品についてはよく分かっているからです。これは87のユーザーが来店前には検索リサーチをしているとの実態があるからです。*2

 

検索後のユーザー行動を計測すれば、大切なユーザーについてそしてユーザーがいかにして購入に至ったかということが分かります。

 

さてさて言いたい事はわかるけど、その手法や如何に…

AdWords Store Visits Reporting なるGoogle社レポートによると、オンラインの各チャネルが買い物客をリアル店舗へ誘導するための判断と最適化など理解できるようです。

 

たとえばUS携帯電話事業者Sprint(ソフトバンク傘下ですね)では検索連動広告からのオンライン売り上げは小売ショップの5倍に相当するそうです。

 

また、USペット用品販売事業者PETSMARTでは、検索連動広告を踏んだ10-18のユーザーが、結果として30日以内に小売ショップへと足を運んでいるそうです。

 

では、US百貨店Searsが、モバイル買い物客対象に複数の戦術を打ちたて、いかにして彼らに関連商品を提示して最寄のショップへと誘導したをさわりだけ紹介しましょう。

 

Sears Hometown and Outlet Stores(家庭用品店)ではオンラインショップ同様に12,000点以上を取り扱ってます。またリアルショップの商品全てがオンラインで購入できるわけではないようです。。

 

Sears Hometown and Outlet Stores, Inc. is a national retailer primarily focused on selling home appliances, hardware, tools and lawn and garden equipment.

 

 

どうやらこの辺に何かが隠れていそうですね。

ここに、モバイル買い物客をリアルショップへと足を運ばせるための戦略があるようです。

 

Searsの検索連動広告に秘策があるようです。

モバイルユーザーがある商品を検索すると、SearsGoogle AdWordsの「ローカル在庫広告」を使って、その商品を取り扱っている最寄ショップがどのくらいの距離にあるかを正確に掲載しているそうです。

 

Google AdWords
Local Inventory ads

(Google Merchant Center ヘルプより引用)

 

 

なるほど、確かにすぐにお目当ての商品が欲しくて、リアルショップが現在地よりさほど離れていないような状況なら、実際に商品を手にとって確かめてみたいと思うかもしれませんね。

 

Searsのショップへ誘導したデータによるとドル$ベース売り上げで(Searsはインターナショナルセラーなんですね~!)、ローカル在庫広告はTV広告の5倍以上の売り上げとのこと!!

 

また、モバイルより商品検索している消費者は、デスクトップで詳細を調べるユーザーより地元ショップに来訪しがちだそうです。まぁデバイス特性からしてこれは当然ともいえますけどね。

 

確かにこれだけで判断するのはデータ偏重かと思いますが、ローカル在庫広告を利用すると検索ユーザーにはダイレクトで売り場案内(営業時間・在庫・売り場までの道順等)は可能なわけです。これは優秀な戦術に間違いありません。

 

これらの事例のように、折角投資したオウンドのチャネルを各々個別に運用するだけでは投資に見合ったリターンを期待することは難しくかつ勿体無いです。

チャネル毎にユーザー接点(ドット)を放置することなく、あるチャネルのドットで接触したユーザーはオウンドチャネルの中で最も相応しいチャネルへと誘い、チャネル毎に互いに長所を活かし補完する”チャネル横断のダイナミズム”をカスタマージャーニーへ取り込みたいですね、ということです。

 

中小企業のオンラインマーケティングでは、このように大資本でなくともオウンドチャネル、メディアをどう活かしていくかを大切なポイントとして、これからも色々な視点から考察していきたいと思っています。

 

今回もお付き合いいただきありがとうございます。

それではまた次回お会いしましょう。

 

次回予告:
マーケティング勝者になるためのモバイル戦略5/6
66回:チーム横断の必要

 

今回もお付き合いありがとうございました。

次回またお会いしましょう

 

(参考引用)


Connecting the Dots: Measuring Your Micro-Moments Strategy :Google

1. Euclid Analytics, “U.S. Retail Benchmarks Mid-Year Report”, 2015.

2. Google/Ipsos, “Digital Impact on in-store shopping”, U.S., October 2014.

投稿者: nakasone@gold-planning.co.jp

執筆者:株式会社ゴールドプランニング/中曽根が、中小企業のオンラインマーケティングへの"Hot Insights"を不定期発信してます。

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