中小企業のWeb戦略: 第4回 業務課題を解決するWebサイト活用 (2)

シリーズ:「売れない時代の中小企業Web戦略

第4回 
業務課題を解決する中小企業のWebサイト活用
~ (その2)業務課題の解決に向けたWeb戦略の実施フロー  ~

こんにちは、中曽根です。
前回の”業務課題を解決する中小企業のWebサイト活用 (その1)”では 、Webサイト運用におけるビジネス成果への貢献度合いを数値で洗い出し、把握することの重要性について話しました。

さて今回は、ここまでやっとの思いで頑張って策定してきた”Web戦略”をどのように実務へと落とし込んでいくのかを業務フローで考えていきたいと思います。

全社的に業務成果を向上させるために

今まで説明してきたようにWebで得た成果数値が業務成果にどの程度貢献しているかを、指標として数値で把握することがいかに大切なのかをお分かりいただけたと思います。

ここで、いきなり担当者様に手放しで「では、やってみてください。」といっても、少々無責任な気がいたします。実際にどのようなフローで進めていくかを考えてみたいと思います。

業務課題の解決に向けたWeb戦略の実施フロー

1.業務課題を設定

・どうしたいのか”を数値で具体的にします。
・他部署からの意見を徴収して課題を設定します。

2.状況把握

・課題について担当部署の現状を具体的に調べます。
・またどこに問題があるかも確認し、それを数値で把握します。

3.仮説設定

・”問題の原因は何々ではないだろうか?”と仮説を立てます。
・仮説をもとにWebサイトに改善の余地、解決方法が無いかを調べます。 
⇒ ここでめげない!!

4.仮説検証

・仮説に該当するWebコンテンツの閲覧数や、ページ遷移・離脱状況などをチェック。
=アクセス解析
・仮説が外れていたら再度3.4をやり直す ⇒ あきらめない!!

5.目標設定

・仮説が検証された次に、いよいよ業務の目標指標=数値を決定します。 
・いつまでにどう改善して、どのような成果目標を達成するか”という
実施計画を立案します。

6.改善・チューニング
・サイト改善、プロモーションなどの施策を実施します。
⇒ 時間を要する、そうでない場合がある。
⇒ あせらない、社内にも進捗報告を忘れない!!

7.効果測定

・コンテンツ閲覧数や、ゴール設定数値など解析結果=アクセス解析と、担当部署の業務成果を
照らし併せて成果数値を確認します。
・Webサイトの成果数値を業務成果として繋げ、貢献度を数値で把握して、レポートにまとめます。

8.社内報告~他部署における業務意識の啓発へ

・課題設定から改善結果について、社内の然るべき場で報告の場を設けます。
⇒中小企業なのだから、マネジメント層にも届かせたい。でないと意味をなさない。
・Webサイト運用の成果をきっちりと数値で納得してもらい、
その結果として各部署でも「必要業務」と認識してもらえるようにプレゼンする。
⇒Webサイト担当セクションの必須義務
Webサイト運用への協力体制を作り上げる。

特に8.の他部署への認識促進ですが、ここが今後にわたってWebサイト運用のkeyとなってきますので、疎かにならないようにしたいところです。今回のWeb戦略実践フローによって、何よりも期待したいポイントは下記になります。

・Webサイトの運用に戦略性がもたらされます。

・スタッフ部門的であったWebサイト担当にも、ライン部門同様に
予算計画や運用計画を社内オーソライズし易くなります。

・Webサイト掲載の社内ルールなどが確立し、効率的に社内ニーズ
に対応できるようになります。

・結果として、Webの運用成果を時系的にアップさせることができます。

以上のように中小企業のWeb戦略を実施段階へとブレークダウンしてきました。
早速実際にアクションプランを立てていただければ幸いです。

次回からは、中小企業で今必要とされている、顧客開拓についてどのようにWebサイトを活用していくべきかを考えてみたいたお思います。いよいよWebサイト活用の各論として具体的な内容へとブレークダウンしていきます。今回もお付き合いいただきありがとうございました。

次回予告:

シリーズ:「売れない時代の中小企業Web戦略」
第5回 中小企業のWebサイト活用
~ 潜在顧客の掘り起こし ~

次回もご期待いただければ幸いです。