2010年5月アーカイブ




 前回は、自社サイトのへの集客・流入を促すにあたって、現状では検索サイト(エンジン)にどう対応していくかといったところが最も大きな課題であることを申し上げました。 

 そして中小企業にとって検索エンジンへの対策はどのように考え、どのような手段を講じていくのが得策であるかを考え、「1.現状把握」、「2.キーワードの選定」、「3.サイトへの対策実施」、「4.効果測定」という4つのポイントに絞り込み、1.2までをおはなししましたので、今回は「3.サイトへの対策実施」、「4.効果測定」について考えてみたいと思います。



シリーズ:「売れない時代の中小企業Web戦略」  
第17回 
プロモーション(2)検索エンジン対策「サイト対策・効果測定編」


「3.サイトへの対策実施」


 さて、これまでキーワード対策を施してきましたので次には実際にサイトに対策を講じていきます。まず現状サイトのチューニングを施す場合を前提とします。
検索エンジン対策としては、現状ではテキスト内容とリンク(内外リンク)の評価が基本ですので、サイトへの対策ではまずテキストの改修を中心に展開することにします。



1.コンテンツへのキーワード設定

 まずは、自社のサイトマップを用意して、トップページとカテゴリー別トップページ、、、商品/サービス別ページなどに大別した場合には、下層ページに行くほど=商品/サービスそのものについてまたは、関連する副次的な具体的なコンテンツとなるわけですので、ユーザーの閲覧ニーズに明確にマッチする重要なキーワードを振り分けていきます。

 当然のことながら、SEOありきでページ内容と関係のないキーワードを設定したりキーワードの数量を無理に増やしたり、リンクページ(内外)を設定等は、対策ありきのマイナス査定として、スパム認識されます。
 
ビジネス上の常識をもってそのような愚策は行わない、仮に外部から甘言で提案を受けても乗らない、というあくまでも常識の範疇内で判断いただきたいところです。

 そんな所に無駄な神経を使わずに、より良い商品やサービス、販促に注力いただくことの方がよほどROI/費用対効果が上がるのは明白ですね。



2.中小企業のコンテンツ対策として

中小企業だからこそ自社のセリングポイント/KSFへの対策を!

 ここで、考えたいのは中小企業の場合、自社の強みを発揮できる重要商品/サービスに関しては徹底的に注力いで欲しいと思います。大企業と比べ業務範疇が限られている中小企業であるからこそ、自社の主力商品/サービスに関してはセリングポイントとして対策キーワードやコンテンツのボリュームもアップさせていきたいところです。
 
   具体的に考えると、洋酒の輸入販売を行っている場合、商品ページでの紹介に加えて、ジャンル別のお酒の選び方や、ワインなどは年代別の特徴、原産地やワイナリー情報、相性の良い料理やつまみなどのマッチングやレシピなどのページ、、、

 要するに自社ドメイン=販売サイト内で、注力商品(例"シャトー○○19○○年"についてのコンテンツボリュームを数ページは確保していただきたいところです。

 単なる検索エンジン対策ノウハウは制作会社が本業ですのでそちらに任せることにして、事業会社だからこそ自社商品/サービスに対して想い入れのある情報やコンテンツを作っていただきたいです。

 あるいは制作会社によってはしっかりと情報収集力やマーケティング力を持ち、ユーザーを誘引できる魅力的なコンテンツを制作代行してもらえるところもあるでしょう。



3.ページ内キーワード設定

 ページ内のキーワード設定としては、タイトルタグやH1(大見出し)、H2(中見出し)、H3(小見出し)、、の順に重要ワードを入れていきます。

メタタグ内DESCRIPTION記述は検索結果でのタイトル下部に表示されますので、キーワードを入れ込んで100―130文字以内で設定しておきましょう。

また、タイトルのみならず、本文にもキーワードを表現するように代名詞を商品名に置換するなどちょっとした気配りもしておきます。

 ページ内テキスト全体に対してキーワードの占有率が5―10%ルールなどという諸説もありますが、上述の通りあくまでもビジネス常識の範疇内であれば良いわけで、神経質になるあまりにオーバーワークになり、重要対策漏れなど起らぬよう気をつけたいところです。


4.インデックス登録

 検索エンジンへのインデックス登録を行います。通常はサイト制作時には当然制作会社からの打診があるはずなのですが、もし実行していない場合は今からでも対策しましょう。
「Yahoo検索サイトエクスプローラ」、「Googleウェブマスターツール」の2大エンジン登録は絶対必です。

これらの管理画面から登録用ツールをサイトに設定して、管理画面よりサイトマップ(HTMLのコンテンツではなくXML)のファイルをアップロードし、サイトページ登録状況や被リンク先などを確認できるようになります。


以上のように中小企業での検索エンジン対策として、一般的なサイトチューニング方法がざっと挙げられます。。



「4.効果測定」

 さて、これまで2回にわたり中小企業のWeb戦略として、Webマーケティングの実践するうえの基本である、検索エンジン対策/SEOの実施方法について述べてきましたが、実際に集客や拡販などビジネス成果=KPIに繋がっているか、効果測定とその方法について考えてみます。


1.対策キーワードのコンバージョン

前回第16回で選出したキーワードでのコンバージョン数、率
キーワード別コンバージョン数、_件、_%UP
キーワード別コンバージョン率、_%UP


2.対策キーワードの訪問数/訪問率

選出したキーワードの成果を測ります。
キーワード別コンバージョン数、_件、_%UP
キーワード別訪問率、_%UP
訪問数÷検索数(Google AdWords、Yahooスポンサードサーチのキーワードツールの月間検索ボリューム)


3.対策キーワードでの滞在時間
キーワード別平均滞在時間、_:_、_%UP


4.検索結果順位

検索エンジン別での対策キーワードでの検索結果順位
検索結果順位、Google_位→_位、Yahoo_位→_位


上記が基本的な検索エンジン対策/SEOの成果指標として基本的なものを挙げてみました。基本的にSEOでの効果測定期間については月次チェックレベルで良いかと思います。
特に検索結果順位にについては、リスティング広告のように入札式+品質評価式ではないので即効性がありません、月次単位で効果測定しましょう。
また、検索結果順位では上位にランクすることにこしたことはありませんが、大切なのは1ページ目に掲出されていることです。


 さて2回にわたり、中小企業にとって検索エンジンへの対策はどのように考え、どのような手段を講じていくのが得策であるかを考え、「1.現状把握」、「2.キーワードの選定」、「3.サイトへの対策実施」、「4.効果測定」という4つのポイントに絞り込み、1.2までをおはなししましたので、今回は「3.サイトへの対策実施」、「4.効果測定」について考えてきました。

今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。

次回からは、検索エンジン対策の次に是非ともトライしていただきたい、SEM/検索エンジンマーケティングでリスティング広告を中心に考えてみたいと思います。


次回予告


シリーズ:「売れない時代の中小企業Web戦略」  
第18回 
プロモーション(3)検索連動型広告-SEMのポイント①効果的な運用は?

次回も御一読いただけましたら幸いです。


こちらもよろしければ、ご覧ください。



おはようございます、中曽根です。少しご無沙汰しました。

 さて、前回までは、対企業向けサイト、対消費者向けサイトという括りでサイトの設計・構築のポイントを考えてきました。
中小企業のWeb戦略として大切なポイントは基本的に、


(1)課題抽出、仮説設定、対策実施、効果測定等/PDCAのサイクルを組み立てて継続する。大事なのは出来る所から、"すぐに"始めること。


(2)Web担当セクションと営業部門、技術/生産部門などラインとスタッフの縦割りのセクショナリズムから、部門間で課題と成果を共有する。


(3)Web担当セクション/担当者様のみならず、会社マネジメント側にもWebサイトの運用次第で、ビジネス成果に貢献できる点の理解と協力を得る。


(4)協力会社の選定と付き合い方を間違えない、第3者の適格な助言も効果的に利用する。

等々が挙げられます。(詳細はブログのアーカイブをチェックしてください。。)



 また、Webサイトでビジネス成果を効率的に獲得していくためには、プロモーション=広告や検索エンジン対策などに代表される"ユーザーの集客"、"コンバージョン=販促"のための施策も同時に必要となります。

 今回からは大きなくくりで、効果的なサイト運用に欠かせない集客・販促そしてブランディングなどを課題とするウェブ・プロモーションについて考えていきたいと思います。

そして、今回(16回)、と次回にわたり、最も集客の基本となる「検索エンジン対策=SEO」におけるキーワードの設定のコツから効果測定まで、中小企業で実践して欲しいポイントを考えていきたいと思います。




シリーズ:「売れない時代の中小企業Web戦略」  
第16回 
プロモーション(1)検索エンジン対策「現状把握・キーワード選出編」



ネット上の集客のカギは検索エンジン対策


 いわずもがな、自社サイトのへの集客・流入を決定づけるのは現状では検索サイト(エンジン)にどう対応していくかといったところが最も大きな課題となります。(その他バナー、アフィリエイト等の広告は別とします。)

そもそも検索結果の1位表示されれば、検索ボリュームに対して約20%がクリックするとも言われ、また検索結果の2ページ目以降を見るユーザーはわずか20%以下とされ、検索エンジンの20%との法則とでも言えますでしょうか?これをみても
検索エンジンへの対策が重要であるということには変わりありませんね。。

その検索エンジンですが基本的にはYahoo、Googleの2大エンジンの対策で十分かと思います。
(また、キーワード対策に入る前に、2大検索エンジンにサイトマップの登録は当然実施しておいてください。ヤフカテ(Yahooカテゴリー登録)においてディレクトリーにインデックスしPRする点では効果有ると思いますが、SEOという視点から必ずしも有利とも限らないようです。
ただ、SEOに関してはロジックが一筋縄でいかないYahooですので、ディレクトリ登録はしておいた方がよいでしょう。)


 それでは、中小企業の検索エンジンの対策とはどのレベルのことが必要とされていくのかを掘り下げてみてみましょう。

ポイントは「1.現状把握」、「2.キーワードの選定」、「3.サイトへの対策実施」、「4.効果測定」という括りに分けられます。
今回は1.2のポイントについてエントリーします。



「1.現状把握」

 アクセス解析サービス(中小企業にはGoogle Analyticsがおススメ、使用料無料、導入も簡単!)より、まずは自社サイトがどのようなキーワードでどのくらいの検索ボリュームがあるのか、

さらには、自社の競合サイトで使用しているキーワードにも注目です。これもエクセルの別シートに入れて選択候補に入れておきます。キーワード調査には検索エンジンの指定ツールや、ネット企業のサービスでも多々ありますので、制作会社や代理店に相談して用途により使い分けてみると良いでしょう、ここでは解説は省きます。

Googleなら「Google AdWordsキーワードツール」、Yahooなら「スポンサードサーチ キーワード選択」で月間の検索ボリュームからキーワードのポテンシャルもチェックしておき、エクセルの横列に入れていきます。



「2.キーワードの選定」


①自社商品/サービスから確認

 サイト内のコンテンツ毎できれば商品/サービスなどの具体的な内容を掲載する下階層ページ毎に重要なキーワードはどうなっているのかも併せて確認しておき、エクセルなどでシート別に記録しておきましょう。


②ユーザーニーズ毎に分ける

 ここで、例えばカバンの通販サイトなら「カバン」、「ブランド名」などの広告入札単価の高いものではなく、「ビジネス カバン」などの用途、機能、色、ブランド、使用方法などのワードとの組み合わせによってグループ分けしたものを作成していきます。


③中小企業は組み合わせのスモールワードが得策

 検索結果連動広告にいたずらに費用を掛けても収益を圧迫してしまいます。費用対効果からみても中小企業にとっては後々大切になってくるポイントです。
また、②で作ったキーワードを組み合わせたグループより、ユーザーがどういったニーズを持って検索してきたのかという仮説を立てて、購入にあまりつながらないようなものは捨てていくことも大切です。

このようにして残していったグループは「カバン」とったビッグキーワードよりも検索ボリュームは少なくなるものの、例えば「ビジネス、ブリーフケース」となると用途や種類が絞り込まれ、さらに「通販」、「ブランド」、「比較」などの複合語へと組み合わせたキーワードによって、ユーザーの検索目的にはマッチしやすくなります。また広告の入札単価も安くできるといった理由からも、"中小企業にはオススメ"という訳です。

 さらに、中小企業ではトップページやカテゴリー見出しページではなく、商品詳細ページでのブランド/サービス名や品番などのスモールワードで対策していくと、そのものズバリを検索したユーザーを獲得しやすく、ROI/費用対効果が上がるポイントの一つ。この辺りはWebマーケティング、SEM/検索エンジンマーケティングの分かる外部協力会社との協業もありでしょう。


④選別する

 さらに実際にニーズ分け~組み合わせ~取捨選択して残していった有望キーワードグループを実際に検索実行してみます。ここで注意しておきたいのは、検索結果1~2ページの上位20位以内に大手企業が連なっているような場合、敢えて別の競合の少ないキーワード群で勝負していく方が費用対効果が上がってくるということです。弱者の戦法ですね。。


⑤効果を測る

 キーワードが決まったら、検索連動型広告に一時出稿し、アクセス解析によってその効果を測ります。対策したキーワードでサイトへの流入数はどうか、またコンバージョン(購入や予約申し込みなど:CVとします)につながったかどうか、平均の売上金額はどうかなどをチェックして効果のあるものを最終的に選出します。
   

 今回はWebサイトの集客・販促における「検索エンジン対策」で「キーワードの選出」迄を考えてみました。
次回はキーワードが確定した後の「3.サイトへの対策実施」、「4.効果測定」について考えます。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。



次回予告:

シリーズ:「売れない時代の中小企業Web戦略」  
第17回 
プロモーション(2)検索エンジン対策「サイト対策・効果測定編」


次回も御一読いただけましたら幸いです。


こちらもよろしければ、ご覧ください。

<プロフィール>

・名 前:中曽根 成司
/Seiji Nakasone

・仕 事:ネットマーケティングやプロモーション業です。
東京都渋谷区

・会 社:株式会社ゴールドプランニング

twitter

こちらもどうぞ

こっちも読む?

あわせて読みたいブログパーツ

このアーカイブについて

このページには、2010年5月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2010年4月です。

次のアーカイブは2010年6月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Creative Commons License
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。

QLOOKアクセス解析